私の摂食障害経験①きっかけ
これから全4回に分けて、私が経験した摂食障害について書きます。
これは前々から書きたかった記事の一つですが、思い出すと、今でも少しだけ気が滅入ってしまうために、しばらく寝かせておいてました。
書きたかった理由はたった一つ。
今この病で苦しんでいる方のたったひとりでもいい、その方の心に明るい光を灯したい、という願いからです。共感できるところ、できないところ、色々あるとは思いますが、そういう思いでいます。
現在この病気と闘われている方の生きる、頑張る力に少しでも役立ちますように…。
そして、予め書くと、ブログの内容はあくまでも「私個人」の経験したことですし、この病気がすぐに治る特効薬のようなものではありません。私は通院し、専門の治療で完治した訳ではありません、また、医学的な知識もありません。
少し支離滅裂な部分や、わかり難い箇所もあるかと思いますが、ご了承ください。
- 私の摂食障害のきっかけ
- 具体的な症状、行動
- 治るまでの過程
- 今、思うこととお願い
この全4回の内容で書こうと思います。
それでは、参ります。
私の摂食障害の期間は、4年間のうちに2回存在しました。もしかすると、この2回というのは間違いで、症状が出ていないだけで、正確には「引き続いていた」ものなのか…この辺りは自分でもよくわかりません。
ちなみに、この4年というのは、大学進学を機に上京し、一人暮らしとなった期間にあたります。
・1回目「過食嘔吐」単独
今となっては少しうろ覚えですが、
初めての摂食障害は、大学1年生の時でした。きっかけは、笑われるかな…
ズバリ「彼氏の浮気」でした。彼氏彼女間の浮気なんて、よくある話かもしれませんが、多感なこの時期、そして一人暮らしの孤独。そんな私にはすごくすごく大きな事でした。
「どうして振られたのだろう」
「どうして私は一人になってしまったのだろう…」
そうして私は自分の容貌を責めるようになりました。太っているから、醜いから、可愛くないから、捨てられたのだと。一日中鏡ばかりを見ていたような記憶があります。「この頬からもう少し肉が取れれば…」そんなことばかりを考えました。
それでも、食べることが好きだった私。
そして、思ってしまったのです。
「食べたら吐けばいいだけじゃない!」と。
こうした安易な考えから、過食症(過食嘔吐)になってしまいました。
気づくと、抜け出せなくなっていました。
幸い、この①の時は半年間の苦しみで開放されました。
新しく部活を始めるなど、まだ日常を変える元気が自分に残っていたからと思います。摂食障害の悪魔に、完全には飲まれていなかったのかもしれません。
本当に地獄だったのは、まだ先だったのですが…。
・2回目過食嘔吐+拒食症発症
1度目の摂食障害から1年半近く経過した頃だったと思います。「最近少し太ったかな」と感じていた頃。今となって考えると、標準体型だったのですが、元々体型にこだわりが強かった方なのかもしれません…)
そんな折、アルバイト先の方にこのような罵声をあげられました。
「おい、チビデブ!」
これを聞いたとき、一瞬時間がとまったような錯覚を受けました。
世界に、自分が一人呆然とたっている。
そして、心の中のガラスがバリバリと音を立てて壊れていく。
リアルに感じた光景でした。
その後襲った、強い怒りや悲しみ。
私はもう、1分前の自分では無くなっていました。
「痩せてやる痩せてやる痩せてやる痩せてやる」
取り憑かれたように、その為だけにこれからは生きようと自分に冷たい約束をし、こうしてまた、地獄の苦しみの道へ、いとも簡単にはいってしまうことになりました。
「デブ〜!!」
言った方からしたら、些細な一言であったかもしれませんが、私が摂食障害への道へ再びはいってしまうのには十分すぎるほどでした。人格すら、変わったしまったと思います。
…以上が私の摂食障害発症のきっかけです。
今は大人の世界に揉まれて長くなってきた分、精神的にも強く?ガッシリ?わがまま?になりましたから、当時の事がもしまた身に起こったとしても、摂食障害にならない自信だけはありますが…この辺りはそうならないとわからないのが、本音です。
それほどまでにこの病気は、
「想定外」、そして「簡単に」なってしまうものだから。身を持って、断言できます。
「食べたもの吐くとかありえない〜気持ち悪い〜!」ってテレビやらなんやら見てて思ってましたからね笑
自分には関係がないって思ってた病気でした(T_T)
次回は私の具体的な症状や行動について詳しく書くことにします。
おーわり。